2012年の都道府県別企業家数と総生産

起業家数

総生産

起業家の人数が多ければ総生産が増加するのか?という比較のグラフです。本来は先日のベンチャー企業の話を聞いて、ベンチャー企業の増加数と継続率がどこまで総生産に影響を与えているかを分析しようと思いましたが、近年のデータがほとんど見つからないため諦めました。そのため今回は近い意味合いを持つであろう起業家を比較対象に利用します。グラフを見るとほぼ同じような色合いをしているところからこの二つには相関関係があることは分かります。しかし、正直なところ起業家がいるから生産力が上がるというよりは生産力の高い都道府県に拠点を構えたほうが便利だからという理由で集まっている方が自然だと思うので、あまり分析した意味はないと思いました。


資料:総務省「平成24年就業構造基本調査」

内閣府「平成24年県民経済計算」





おまけ:一人当たりの医療費に対する支出

先の分析ではなんとも物足りない結果になってしまったので、医療費に対する支出をまとめてみました。結果は生産能力とはほぼ真逆と言っていいものになりました。生産能力の高い東京都ではそこまで支出は多くなく、逆にほとんど最下位だった高知県が支出トップとなっていました。近年の日本の就業時間から考えると医療費に対する支出が少ない県は「健康だから」という理由ではなく「行っている時間がないから」と考える方が適切だと思います。また、四国での支出が多いことは他にお金を使う魅力的な施設が少ないからということも考えられそうです。



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